プレスリリース
FAIR ROADに3名の顧問をお迎えしました!
新崎 国広(あらざき くにひろ)氏
【経歴】
1978年、肢体不自由児施設にてソーシャルワーカー。働きながら、社会福祉士資格取得その後、専門学校専任講師等を経て、大阪教育大学教育協働学科准教授、教授。2023年4月からふくしと教育の実践研究所SOLA主宰。日本福祉教育ボランティア学習学会理事。
【ご挨拶】
このたび、NPO法人FAIR ROADの顧問に就任しました新崎国広と申します。
私は、理事長の阪上さんや副理事長の栗本さんと出会い、FAIR ROADの実践をうかがうなかで、「一人ひとりの価値」「平等な機会」「選択の自由」が尊重される、公平(FAIR)で孤立しない社会を目指す」というビジョンにとても共感しました。子どもにとって、第二の居場所(セカンドプレイス)である学校生活は、居場所にもなり得ますが偏見や排除の場にもなることを、私自身が経験しているからです。
FAIR ROADの幅広い実践のなかでも、特に「校内居場所事業」はまさしく教育と福祉の協同実践の場であり、私自身の実践研究テーマの一つである「福祉教育・ボランティア学習」と共通しています。
FAIR ROAD の「校内居場所事業」実践は、ややもすると相対的評価に陥りやすい教育現場で、様々な大人たちとの出会いと対話を通して「あなた自身が存在するに意味があること(絶対評価)」や、人間は唯一無二の存在であること」といった、子どもたちが自分自身の良さや個性を実感できる素晴らしい実践であると実感しています。そのように強く賛同した理由は私自身の幼少期に経験です。
私は、戦後10年経った1955年に大阪市大正区で,沖縄県出身の両親のもとに生まれました。当時は、まだ沖縄県はアメリカの占領下であったため,筆者は,“在日沖縄人2世”と呼ばれ,“沖縄人差別”の現実に直面しました。当時の私は、沖縄に対する不当な差別に対する怒りや反発より,自分自身の出身を隠すことを選んでしましました。仲の良い友達にも沖縄出身であることを隠し続けてきました。そして、1972年に日本に復帰した後も、大学に入学し、ソーシャルワークやノーマライゼーション理念に出会うまで、私自身の出身を隠し続けていました。70歳になった今でも、私自身の自己有用感がひくいのは幼少期の経験が影響しているのだと思います。
FAIR ROADの実践内容は多岐にわたっていますが、すべての実践に共通する理念は「人間への絶対的信頼」です。これからは FAIR ROADの顧問として、より多くの皆様のご理解とご支援の賜りますよう、私自身は微力ですが少しでもお役に立てるように取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いいたします。
谷村 綾子(たにむら あやこ)氏
【経歴】
千里金蘭大学教育学部教授。教育学・教育行政学を専門とし、教育政策や多様な教育的ニーズ、地域と学校の連携、校内居場所などをテーマに研究を行っている。教育実践と結びつきの深いNPO等の知見や経験知を教育現場の改善と政策へフィードバックすることを目指している。
【ご挨拶】
この度、NPO法人FAIRROADさんの顧問就任という栄誉にあずかりました谷村綾子です。よろしくお願いいたします。日々多くの皆様の支えやご理解のお陰で、簡単とは言い難い連携を求められる校内居場所事業をはじめとした子ども若者支援の活動が成り立っていることに深く感謝いたします。
NPOという活動形態は多くのメリットがある一方で、学校などの公的な組織と連携する事業では、常にアイデンティティを問われ、一方的に説明責任を負わされるというハンディもあるように思います。既存の制度から漏れてしまうからこそ必要とされる支援、つまり既存の制度では名前が付かない支援であるがゆえに、「おまえはなにものなのか」と常に問われるというジレンマです。
代表の阪上さんをはじめとして、そのようなアイデンティティの政治をゆるやかに受け止め、受け流しつつ、新しい水流をみつけようと水面下では必死にもがいている、それがFAIRROADさんの持てる底力のように感じています。
ファビエンヌ・ブリュージュの言葉を借りれば、「ケアは新しい知性の枠組みを要求する」のだと思います。学校の中で、地域の中で、「聞こえなかったこと」にされる小さな声に日々対峙するのが校内居場所だとすれば、もはや「私的なこと/公的なことの伝統的な分割が前提としている社会(それは家父長制の社会である)の中には安住できない」という覚悟をもとに、ケアの在り方自体の問い直しを発信し続けることが使命の一つだと肝に銘じております。今後とも皆様のご理解ご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
西嶋 善親(にしじま よしちか)氏
【経歴】
1979年に大阪市役所に就職し、あいりん地域における生活相談のケースワーク業務を振出しに、主に福祉施策業務に携わり、西成区長、福祉局長を経て定年退職する。その後は(社福)大阪市社会福祉協議会の常務理事に就任し、組織・業務運営と各区社会福祉協議会との調整業務に就く。退任後は、大阪市の福祉関係の委員や市内の複数の社会福祉法人等の役員に就き現在に至る。
【ご挨拶】
皆さん、こんにちは。 この度、NPO法人FAIRROADの顧問に就任しました、西嶋善親です、今後ともよろしくお願いいたします。冒頭から、固い挨拶になりましたが、公務員としての生活を長らく送っていましたので、ご容赦ください。
当法人とは、その頃からお付き合いがあり、顧問就任へのお話をいただきました。私にできること、自問はしていますが、少しでもお役に立てればと考えています。
以前、当法人が運営する高校の居場所に、訪問した事があります。歳の離れた高校生の皆さんとの出会いに、少し身構えていましたが、拍子抜けするぐらい笑顔で接せられて安堵したのを覚えています。しかしながら、賑やかな部屋の片隅では、肩を寄せて生活上の様々な課題について深く話し込んでいました。
私のキャリアの始まりは「あいりん」での生活相談です、随分前になりますが、当時はその場所や外見等から様々な課題を抱え貧困や孤立の状況にある人々は見分けやすかったと思います。今日では、世の中は一見したところ豊かになりはしましたが、返ってそうした状況にある人々が、世間から薄められて見えにくくなっているように思います。
この時代おいて、誰もが通う学校や地域に居場所を設けて、困り事などをいち早く発見し、見守りの活動を当法人が続けていることは、すごく大切で必要なことです、これからも応援していきます。










